自分史の目次や章扉、奥付のつくり方
まず、それぞれの目的ときれいにまとめるためのデザイン上のコツについて解説しておきましょう。
目次は、本文がどのような内容なのかがすぐに一覧できるものでなければなりません。
そのためには、何よりもわかりやすさが求められます。
ゴテゴテと装飾を施すことは控え、フォントは見やすいものを使い、明快かつシンプルなデザインにするとよいでしょう。
章扉は、本文がいくつかの章に分けられているときにつけるものです。
「中扉」ともいいます。
章扉に記されるタイトルの文字は大きめにすることをお勧めします。
大きな文字は人の目を引きます。
章扉の文字が大きければ、「新しい章が始まるのだ」という印象を読む人に強く与え、次の章への興味をそそるでしょう。
また、誌面にメリハリが出ます。
また、一工夫したければ、章扉にそれぞれの章にちなんだ写真やイラストをあしらってみてもよいでしょう。
奥付は、自分史の題名、発行年月日、著者名、発行所(者)名、印刷所名などを記すものです。
市販の本では、大抵最後のページにあります。
必要なデータを簡潔に記しておけば十分で、デザイン的にこだわる必要はありません。
- 目次をつくる
スタイルを使って、見出しを統一している場合、その見出しを抜き出して簡単に目次をつくることができます。
ここでは、見出し1が設定されている節タイトル、見出し2が設定されている小見出しを抜きだして目次を作成しましょう。
- 章扉をつくる
章扉は、各章の本文の前につくります。
章扉にはどのようなことを書けばよいのか迷う人もいることでしょう。
一般に、章扉に入れる要素としては、章タイトルに加えて、章リード、節見出しがあります。
このうち章リードとは、章の内容を簡略に説明した文章のことです。
これから本文が始まるのですから、冗長になりすぎないように、章リードの文字の分量は50~100字程度が適当でしょう。
- 奥付をつくる
奥付はテキストボックスを利用してつくります。
奥付には、題名、作成日、著者名を入れるようにしてください。

2014/10/21 | 自分史、自伝、自叙伝のレイアウト
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