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自分史の構成は市販の本と同じ

原稿を書く前にまず、自分史のいちばん大枠となる構成について理解しておきましょう。

構成といっても、難しいことを考える必要はありません。

市販されている本と同じように、自分史も下記のように構成するとよいでしょう。

 

①前書きで興味をもってもらう

まず、前書きでは、なぜ自分史を書こうと考えたのかという動機や、全体の内容に関する概略などを記します。

前書きは、いわば読者に対するはじめのあいさつです。

読者の立場からすれば、あいさつが好印象であれば、「読んでみたい」という気持ちになります。

本を買うかどうか、書店で前書きを立ち読みして決める人も少なくありません。

自分史に興味をもってもらえるかどうかは前書きに左右されるといっても過言ではないでしょう。

また、前書きとはいっても、本文を書き終えてから書いたほうがよいでしょう。

より気持ちを整理して伝えることができます。

 

②目次は見やすさが大事

前書きの次には、「目次」がきます。

目次は、本文の内容を一覧で示すものです。

後ほど説明する章ごとのタイトル(見出し)や節タイトルなどと、それに対応する掲載ページを記していきます。

目次は、自分史全体の見取り図の役割を果たします。

それだけに、見やすさには十分気を遣いたいものです。

日ごろ、じっくりと見ることの少ない目次ですが、いろいろな本の目次を見ておきましょう。

また、目次をつくると全体像が見え、足りない部分に気づき補うことができます。

ある程度本文原稿を書いた段階で一度試しに目次を作成してみることをお勧めします。

 

③本文は自分史の本体

目次の後は「本文」、すなわち自分史の本体です。

本文はそれ自体の構成を念入りに考える必要があります。

この点については後ほど詳しく解説します。

 

④後書きでは感謝の言葉などを記す

最後に締めくくりとして、「後書き」が入ります。

後書きは必須のものではありませんが、できれば書いたほうがよいでしょう。

後書きがあることで、本全体に引き締まった印象を与えるからです。

後書きでは、原稿を書き終わった後の感想、執筆中の苦労話など書いている途中に起こった出来事、自分史作成中、苦労をかけた家族や友人、取材などでお世話になった人への謝辞などを記します。

 

⑤年譜やプロフィールもあれば便利

以上の要素のほかには、年譜やプロフィールを掲載することも一考してみるとよいでしょう。

まず年譜があると、読む人が「この筆者は30歳の時には何をしていたのだろう?」というような素朴な疑問を抱いたときにすぐわかるので便利です。

年譜は、誕生の日から現在の時間まで年月日をつけて時系列で作成するのが一般的です。

年譜の内容をどこまで細かくするかは、それぞれの好みに応じて決めればよいでしょう。

資料整理の際につくった執筆用の年表をアレンジ、整理して流用すれば時間をあまりかけずに作成できるはずです。

プロフィールは、自分の紹介文です。

氏名、生年月日、出身地、略歴、現在何をしているかなどについて簡略にまとめて載せます。

肖像写真を掲載してもよいでしょう。

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